トゥクメ遺跡見学

休日を利用してトゥクメ遺跡を見学してきました。
ペルーは、インカ帝国成立以前に、いろんな文化が各地で発達していたようですが、このトゥクメ遺跡はモチェ文化の遺跡ということです。
日本語では「ピラミッド」と紹介されるので、どうもエジプトのピラミッド様のものを多くの人は想像してしまって、実際に見ると、がっかり、という報告(ブログなど)が多いですね。

まあ、実際、見ると、ただの工事現場か、砂山が崩れたような風景が広がっているだけです。確かにこれを「ピラミッド」と言われてもねぇ。 




現在も遺跡の発掘作業は続けられていて、中央の柱とトタン屋根?はそのための施設です。全体は、かなり大きなスケールだったということはわかります。


この崩れた砂山が、かつてはこうだった、と想像力を働かさないとダメなんですね。




これらの建造物は神殿とかのようですが、もともとアドベ(日干煉瓦)で作られているので、1000年近い年月のうちに降雨によって削られてしまったわけです。


こちらは博物館内に展示されていた空中写真の光景ですが、こちらの方が往時の迫力を想像できそうです。中央の岩山は自然の山。その手前、写真右下に広がる砂の崩れた跡のように見えるのがかつての建造物の成れの果て。 岩山に展望台が作られていて、このページ一番上の写真は、その展望台から写したものです。




トゥクメのもう一つの遺跡でみた壁の小さなレリーフ




トゥクメ遺跡博物館入り口に居た、ペルーの犬。毛が生えていないのが特徴の犬。




遺跡見学後、ランバイエケの街で昼食。Picante de Pescado




昼食後、ブルーニン博物館というところを見学することにした。







ブルーニンというのは、19世紀の終わりから20世紀にかけてランバイエケの製糖工場に来ていたドイツ人の技術者だそうです。彼は、周辺を歩いていろいろと集めたらしいが、それを展示した博物館のようだ。けっこうなものを集めている。






これは、集めた? どうやって?

ミイラです。



こういうのを当時「集めた」というのは地元の人たちから買ったのか、それとも拾ってまわったのか?